不妊治療 RFID凍結管理システム
[Stork Navigator®]


✅ Stork Navigator® とは

不妊治療における、採卵から移植までのすべての処置で胚培養士の方々を強力に支援するRFIDを利用した凍結管理システムです。

生活環境の変化と女性の晩婚化に合わせ、不妊治療も年々増え続けており、現在では5万人もの体外受精や顕微授精で誕生した子供たちが存在します。(日本産科婦人科学会)人の受精卵を扱い、増加する不妊治療に対応し、また医師との分業化で胚培養士の方々の責任や負担も増大しています。システムでは少しでも胚培養士の方の作業負担や精神的ストレスをなくすと共に、人的ミスを削減し治療の履歴や患者様ごとのデータを正確に管理することで、将来の治療に生きる管理を目的に開発された不妊治療の凍結管理システムです。

システムでは凍結保存用に専用に開発したRFタグ(77KTAG *)を使用します。このRF TAGは液体窒素中(-196℃)に保存できそのまま読むことが可能なため、効率よく凍結や融解時の作業ができるとともに、検体凍結管理システムとしても有効に活用できます。

✅ システムの目的と特徴
 ・RFIDで取違いミスや作業ミスを防止します。
 ・作業履歴や胚培養の観察記録を残します。
 ・患者様ごとの凍結期間を管理し、凍結期限を通知します。
 ・培養士の方の精神的ストレスを削減します。
 ・患者様ごとに最新の凍結保存状態が分かります。
 ・個別に受精卵の時間経過と状態を把握できます。
 ・ハンディターミナルで凍結・融解作業が効率的に行えます。

✅ システム概要

システムでは凍結や融解作業をハンディターミナル(携帯端末)で行います。PCではリアルタイムに作業状況が把握でき、経過情報の登録も行う管理システムです。処置室と診察室等の離れた場所でも最新の処置状況を確認することができます。

ハンディターミナル作業では二次元コードおよび凍結時には専用RFタグにより常に治療中の患者様と治療内容の同時判定を行い、保存場所記録とともにRFタグも凍結タンク内に保存するので、速やかな作業と正確な管理が行えます。

※ 各機能は単独での操作が可能です

✅ 処置や保存などの作業時に発生する人的ミスを完全に防止

              
作業記録表示 本日の予定されている作業を項目別にリスト表示します。
作業日の変更で該当日の予定が分かりますので事前打ち合わせに利用できます。
培養士の方の負担軽減 手書き作業やリスト管理からの解放
システムで患者判定するためダブルチェックが不要
レポート作成の自動化も可能
間違いが許されない緊張と心的ストレスからの解放
凍結保存管理患者様の治療ごとの「精子凍結」「卵子凍結」「胚凍結」とそれぞれの凍結保存場所や凍結期限到来によるアラート表示および期限の延長・保留の管理が行えます。

✅ 液体窒素中で動作可能な専用RF TAGを使用

  -196℃の使用に耐えるRF TAG 77KTAGを開発(液体窒素中でも読み取りや長期保存が可能)

✅ システム構成・概要

分類 内容
パソコン(Windows) 患者情報と治療情報の登録および各種情報の表示を行います
・患者登録と治療予定の登録
・採卵・採精情報の登録
・培養情報の登録
・移植情報の登録
・凍結保存情報の閲覧
・作業履歴の閲覧
・凍結期限通知、その他
ハンディターミナル 凍結・融解の患者判定および登録を行います
・凍結と融解の保管登録
その他ハードウェア ラベルプリンタ(容器ラベルの印刷)
A4プリンタ(指示書の印刷)※指示書を利用する場合
ネットワーク環境 LAN 及び 無線LAN

※77KTAGは、株式会社77KCの開発商品です。

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